70年代が恋しいよ。昔はどれだけ傍若無人なヤツも、人のふりを見て我がふりを直して生きたのだ。社会をよく観察し、人をよく見て、自分を実感した。携帯電話なんて無用だった。大阪のミナミの喫茶店に行けば誰か仲間がいて、そこにザ・バンドの歌「ザ・ウエイト」が“その荷物を下ろしなよ。自由になりな。オレが運んでやるよ”なんていい感じで流れていて、気が安らいだものだ。
本日から映画「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」が劇場公開される。伝説のロックグループのドキュメンタリーだ。あの頃の人と人のぬくもりに出合えるはず。重いリュックなんか背負ってないで、息抜きに見たら。