中井貴一が「共演NG」で見せる“困った表情”は日本一の顔芸
日本一“困り顔”が似合う俳優といっても過言ではないかもしれない。主演ドラマ「共演NG」(テレビ東京系)が放送中の俳優・中井貴一(59)。大人のラブコメディーで、中井が演じるのは大物俳優・遠山英二。その遠山、ドラマの中でとにかく困りっぱなしなのである。
「中井貴一という名前を世に知らしめたのは、1980~90年代にかけて放送された大ヒットドラマ『ふぞろいの林檎たち』の仲手川良雄役。確かに仲手川も恋愛、友情、仕事、家族関係と、あれこれずーっと困っていましたよね」と、芸能ライターのエリザベス松本氏は笑顔でこう続ける。
「映画『壬生義士伝』や大河ドラマ『平清盛』など、シリアスな演技ももちろんお手の物。ですが、なぜか定期的に見る“困る人を演じる中井貴一”が抜群に印象に残るんです。最近で言えば、2019年公開の映画『記憶にございません』や、12年と14年に放送された連ドラ『最後から二番目の恋』でも、中井さんは終始困っていて、視聴者の笑いを誘いました」
ドラマの中では「ちょっと困った」程度ではなく、「とことん困った」役をやらされてしまうことが多い中井。中井が困れば困るほど、なぜか見ている方は笑ってしまう。