中井貴一が「共演NG」で見せる“困った表情”は日本一の顔芸

公開日: 更新日:

 あるシナリオライターは「脚本を書く際のセオリーとして『主人公を徹底的に困らせること』というものがあります。特にコメディーの場合、役者さんが大真面目な顔で困れば困るほど笑いが生まれますから。困った顔が板についている役者に演じてほしいと考える制作スタッフは多いでしょうね。」と話す。

 そんな中井が、もはや“お家芸”とも言えるような困り顔を披露している「共演NG」。スポンサーにはキリンとサントリーがつき、ドラマの外でも徹底して“共演NG”を貫くなど、遊び心に富んだ作品である。だが、いかんせん視聴率はイマイチ振るわない。初回は6.6%、第2話は4.1%、第3話は4.4%だ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

「とはいえ初回の6.6%は、テレ東が月曜午後10時に“ドラマBiz”枠を立ち上げて以降、最高となる数字でした。ですから4%台になったとはいえ、まだ盛り返す可能性はあるかと。今後は、困り顔だけではなく、清潔感と上品な色気のある中井さんの男の魅力もどんどん出てくると思うので、キュンポイントもあり見どころは多いかと思います」(エリザベス松本氏)

 何とも言えない困り顔と、清潔な大人の色気で視聴者を“おじキュン”させることはできるか。「共演NG」の後半戦に注目だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇