あるドラマ制作会社スタッフは「かつての朝ドラヒロインの中には、ストーリーよりも演技のマズさのほうが話題になるようなヒロインもいました。終盤になり演技が板についてくると〈うまくなったなあ〉とまるで自分が育てたみたいな感覚に陥って、なぜかうれしくなったりと不思議な思いになる。あれはあれで楽しくはありましたけどね」と笑う。
確かにまったく演技慣れしていない朝ドラのヒロインも懐かしくはあるが、今は若手ピカイチの実力派・杉咲花の渾身の演技を存分に堪能したいもの。杉咲がこの先、大人の女性と女優の顔をどんなふうに演じるのか、楽しみだ。