実写化に続きNetflixが配信「岸辺露伴は動かない」の魅力
大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第四部「ダイヤモンドは砕けない」のスピンオフ作品の「岸辺露伴は動かない」の話題が後を絶たない。
これまで、アニメ化もされたが「OVA(テレビ放送ではなく、販売またはレンタル形式で制作されるアニメ作品)」という形で、まさに知る人ぞ知る"名作"という立ち位置だった。それがここにきてNHKが実写ドラマ化し、アニメも2月18日よりNetflixにて全世界独占配信されている。放送翌日の2月19日には早速、総合3位にランクインし、さらに同日、ドラマがギャラクシー月間賞を受賞したことが発表された。
タイトルに登場する"岸辺露伴"は、第四部に登場する人気キャラクターで、職業は「漫画家」。「人間関係がイヤで漫画家という仕事を選んだ」と語り、ペンを一振りすればベタ塗りは完了し、アシスタントを付けずに毎週19ページの連載を続けることができる"天才漫画家"だ。
漫画を描く上でリアリティを重視し、時には蜘蛛の腹を潰し、「味をみておこう」と味も確認する。一見、「変人」にも見えるが、そのストイックさこそが岸辺露伴の「誇り」を生み出しているとも言えるだろう。