実写化に続きNetflixが配信「岸辺露伴は動かない」の魅力
そのストイックさとプライドの高さゆえに、負けず嫌いで偏屈で、自己中心的だと評されることも多いが、実際はとても自分の心に"素直"なキャラだと感じる。
素晴らしいものは素晴らしい、許せないものは許せない、敬意を払いたい人には払うし、悪いと思ったら素直に認める。そしておのれの正義に反したらちゃんと立ち向かうことも出来る。
彼には一切「逃げ」の姿勢がなく、言動全てにきちんと「自己責任」が伴っている。何かに巻き込まれても皮肉は言うが、悲観することも自分を卑下することもない。
"素直"でいること。それは「心の強さ」がないとできない。そこに憧れるファンも多い
■日常の中に潜む"ホラー"
本作は、彼が日常や取材などで訪れた先で遭遇した「奇妙な出来事」が描かれている。そしてそれらが起こるのは教会、ジム、山など私たちが慣れ親しんだ"日常の場"である。
ジョジョ四部自体が「日常に潜む恐怖」を描いたものではあるが、本作は、「山の神」や「浮浪者の呪い」など"得体の知れない恐怖"が登場し、より「日常にこそ潜むホラー」要素が強いと感じる。