粗品に“破滅型芸人”の匂い ギャンブル&借金でやっさん化
吉本から借金
先月18日に「ダウンタウンDX」に出演した際には、所属する吉本興業から多額の借金をしておりそれを返せていないこと、そして月々50万円が会社から直接親元に仕送りされていることも話した。
借金してまで大金を突っ込む破天荒ぶりは昭和の「破滅型芸人」を彷彿させるが、芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう語る。
「その手の話なら、やはり横山やすしさんですね。特に“飲む”“打つ”はすごかった。ボートレースに大金をつぎ込み、自身もセスナ機やボートなどで散財しまくった。差し押さえに遭い、大阪の自宅の家財に赤札を貼られたとき、大阪に戻るやっさんを羽田空港で直撃したことがありました。やっさんはカメラに向かって『そんなもん関係あるかい!』と言い放ち立ち去りましたが、その後、こっそり公衆電話に向かい、自宅に電話していたのです。その様子を聞いていると、電話口で啓子夫人は激怒しており、『そんな怒り~な。今日は帰れへんから、東京に泊まるから』と話していたのには笑ってしまいました。“破滅型”といわれたやっさんでしたが憎めないところがありましたね」
“第7世代”ともてはやされる粗品だが、堅実に副業や節税対策にいそしむ芸人が多い中、見ているほうにとっては、今どきこういう豪快な切った張ったはむしろ痛快だ。
「それが競馬番組やボートレース番組など、仕事につながっていくといいと思いますね」(城下氏)
2018年の「M―1」優勝以来、飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍で“稼ぐに追いつく貧乏なし”ということなのかも知れないが、一生、吉本で働くことになりそうだ。