広瀬アリスには「友近以来の“女芸人”やわ」と舌を巻いた
先日、生放送で行われた「R-1グランプリ」で霜降り明星と共に初めてバラエティー番組のMCを務めた広瀬アリスさん。視聴者投票が画面に表示されないなど“ぐだぐだの進行”が続く中、おろおろしていたり、舞台袖でせいや君に「吐きそう」と緊張を吐露したり、番組後に「自分の実力不足だったと反省しております…本当にすみません…」とツイートしたり、人間味あふれた対応が、より好感度を上げ、SNSでは「#本当の優勝は広瀬アリス」と称賛の声が上がりました。
そんな広瀬さんに2017年後期のNHKの朝ドラ「わろてんか」で漫才指導をさせていただきましたが、その時の対応力、適応力には本当に驚かされました。NHKから「漫才の指導をお願いしたい」とNSCの事務所に連絡があり「キース(大野拓朗さん)とアサリ(前野朋哉さん)」「リリコ(広瀬アリスさん)と四郎(松尾諭さん)」の2組の指導を依頼されました。広瀬さん演じるリリコは天才漫才師と呼ばれた“ミスワカナ”の雰囲気を出さなければならず、メリハリの利いた大阪弁は今の漫才師でも難しい内容で、非常に高いハードルを感じたものの、自分が朝ドラに関わる機会は二度とないと思い、引き受けました。