コロナ禍で世界中のマジシャンが仕事をなくしてるんじゃないでしょうか
北見伸は寄席にも出演するマジシャンだが、日本有数のイリュージョニスト(人体消失のマジック)として知られている。「てじな~にゃ」で有名になった少年マジシャンコンビ、山上兄弟を売り出した父親でもある。近年では、アイドルを育てて売り出すプロデューサーとして活動しているとか。マジシャン、父親、プロデューサー、さまざまな角度から語ってもらおう。
まずはコロナ禍の現状から伺った。
「マジックはお客さまとの距離が近いライブショーが原則ですから、世界中のマジシャンが仕事をなくしてるんじゃないでしょうか。僕だけなら落ち込みますが、皆がそうですから、今はプロデューサーとしての人脈づくりをして、種をまいている時期ですね」
伸は、「魔女軍団スティファニー」という女性マジシャンのユニットを育成した実績がある。
「これからはマジシャン以外のエンターテインメントを育てるつもりで、現在は女性アイドルを売り出す準備をしてます」
昭和37年、大阪で生まれた伸は、中学生時代からマジック教室に通っていたという。