著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<18>“30億円を貢いだ男”の本は売れない? 逆転で出版が決まった第1弾

公開日: 更新日:

 本は16年12月の年の瀬も押し迫った頃に出版された。ちょうどこの頃に大下さん(仮名)の娘さんのコンサートが恵比寿で催されて、私はコンサート後のパーティーにも出た。そこにはドン・ファンと当時の若い愛人も出席していた。背の高い女性で25歳ぐらいだったと記憶しているが、17年の正月も彼女は田辺に呼ばれて一緒に過ごしている。

■因縁の相手と初対面

「とてもとても結婚なんて考えられませんから」

 彼女は何度か私に電話をしてきて愚痴をこぼしたことがあった。

「それならあまり深入りをしないほうがいいですよ」

 私はそのように助言をしたが、ドン・ファンとの結婚で悩むのだから性格は素直な方だったのだ。

 パーティーには講談社のドン・ファン本の担当編集者や私と古くから仲の良かった編集者のKさんも顔を出した。ドン・ファンは18年5月24日の夜に亡くなったが、その夕方に都内の居酒屋で私と飲んでいた相手である。

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