著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<27>ブランド品で身を固めていた早貴被告 ドン・ファンとは背が釣り合わない

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんと初めて会った時の須藤早貴被告は、21歳の若い娘らしく、シャネルのバッグやグッチなどのブランド品で身を固めていた。10センチもあろうかと思うようなピンヒールを履いていたから、身長160センチのドン・ファンとは背が釣り合わなかった。

 そこをなんとか工夫して、ドン・ファンの自宅前で写真を撮った。といってもドン・ファンをビールケースの上に立たせるワケにもいかないから、少し高い位置に立たせただけである。

 この写真をドン・ファンにあげると、カラーコピーで拡大して社長室の外にマグネットで張り付けていた。これは外からガラス窓越しに見えるので、多くのマスコミがそれを撮って使っていることが、後に分かった。そうやって撮影した場合でも著作権は発生する。私が要求すれば払わざるを得ないのだ。

 早貴被告は「紀州のドン・ファン」という本が出版されて人気になっていることを知らなかった。この2年前に起きた窃盗事件の被害者としてドン・ファンがワイドショーに出ていたことも知らなかった。


 皆が家に入ると昼時で、マコやんは、白浜の老舗寿司屋で買ってきた寿司をリビングのテーブルの上に並べだした。白浜では有名な寿司屋で、私も食べたことがある。それほどおいしくないのに値段だけは超一流という店で、私はドン・ファンから誘われても「行きたくない」と断り続けた。ドン・ファンが食べ物屋を選ぶ時の基準で大きな要素は値段であり、高ければいいというアホな考え方に凝り固まっていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…