マスコミvs芸能事務所「弾けた」と記者のスマホに連絡が…息詰まる攻防がまた始まる
■仁義を切るマスコミ
このところ週刊文春が気を吐き、2016年のベッキー「ゲス不倫」騒動から、芸能スキャンダルのみならず、政官界にも文春砲を鳴り響かせているが、例外ではない。ただ、文春であれどこであれ、張り込みでキャッチしたスクープ写真も、掲載する際は所属事務所に連絡している。コメントを取るだけじゃない。先方に仁義を切っているわけだ。
「たとえばビールが写り込んでいるとき、CMに出ているような相手であれば、それと違う銘柄はやめてほしいとの要望を受けて消したりの処理はします。熱愛写真であれ、どうせ掲載されるなら、ちょっとは奇麗に撮ってくれと、先方の要望を受けて撮影し直したりすることだってある。別の媒体であれ、イメージキャラクターをしているという場合、その期間を避け、先送りしたこともありました」と、ある編集者は言う。
となると、福山にも掲載前に連絡があったのではないか。
探偵やスパイ映画さながらの追跡や、最新テクノロジーを駆使しての隠し撮りも、コンプライアンス重視の流れを受けて、大手出版社の張り込み班はどこもやっていないという。表立っては書かないが、事務所やタレントからの要望で取材したりすることだってあるのだから、持ちつ持たれつで成り立っているという認識があるのだろう。