NHK「おかえりモネ」が危険水域に…朝ドラ視聴率ワースト記録を塗り替える恐れも
■9年前の「純と愛」の数字に限りなく接近か
コロナ禍対応なのかもしれないが、回想シーンが多くてドラマのテンポも遅い。百音はこれから天気予報にまつわるさまざまな経験を積み、培った経験をもとに帰郷して「ただいま! モネです」と地元の人々のために貢献するわけだが、あと2カ月間でこの取り散らかった話をどう回収するつもりなのだろうか。
「すでにドラマから脱落した視聴者もいるでしょうから、恐らくこれからは『おかえりモネ』が直近の朝ドラのワースト記録を塗り替えるかどうかに話題がシフトしていくことになりそうです。前作の『おちょやん』は期間平均で18%台を割りましたが、作品の評価自体はおおむね高かった。『おかえりモネ』の平均視聴率はこの調子でいけば、09年度後期の『ウェルかめ』の13%台まではいかないものの、12年度後期の『純と愛』の17%台前半に限りなく近づいていくのではないか。そんなふうに見ています」(佐々木博之氏)
NHKも危機を察知したのか、17日から父親役の内野聖陽と、百音と“いい感じ”になりつつある菅波先生がバチバチ火花を散らす展開に。ドラマが盛り上がった。これからどこまで巻き返すことができるか注目だ。