映画「きのう何食べた?」が出足好調! BL作品がエンタメ市場席巻のナゼ

公開日: 更新日:

 同性同士の恋愛を丁寧に描く過程は、性に寛容なタイだからこそ成せるものだろう。タイは男女の性別だけでなく18の性のカテゴライズが存在しているという。

 LGBTQという言葉も普及し始め、多様性と謳われてもいるが、あくまで現行のBL作品は「エンターテイメント性」を重視し作られたフィクションであるということを念頭に置くことも、実際のLGBTQを理解する上では大切になってくるだろう。

 話題となるボーイズラブ作品の多くはあくまでフィクションであり、それを「セクシャルマイノリティのリアルである」と勘違いして、真の多様性に対する理解を遠ざけることは避けなければならない。

 だが、市場にBL作品が当たり前のように並ぶことは「多様性」を実現する上で、これからの布石になるかもしれない。

(文=都咲響/サブカルソムリエ)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議