いしだ壱成“経済的理由”で妻に捨てられ3度目の離婚…「働きたいけど働けない」再起の難しさ
貯金を切り崩し、軽自動車を売却。しまいには、父・石田純一から資金援助を受けたり、友人から借金をしながら生活を維持するも、お金は底をついていったとのこと。
■スキルのない中高年はコロナ禍で一層厳しく
10代で芸能界デビューし、「ひとつ屋根の下」「未成年」「聖者の行進」といったヒットドラマに出演。売れっ子俳優だったいしだは26歳のとき、大麻取締法違反で逮捕された。その後も再起を図るが、仕事は激減。さらに全盛期のときに患ったうつ病が再発していたという。
かつてインタビューで「家から一歩も出られなかった。自ら命を絶つことも考えたが、妻子の支えのおかげで踏みとどまることができた」と、結婚生活によって引きこもり状態から再起していたと話していたが、そう簡単にはいかなかったようだ。
全国に61万人ほどいる中高年(40~64歳)のひきこもりのうち、76.6%が男性(内閣府調査、2019年推計値)で、年々長期化、高齢化している。しかもコロナ禍で厳しくなっている中高年の雇用状況は、ニ極化しているという。