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荒井さち重昭和歌謡歌手

1969年、千葉県生まれ。元東映社員。松田聖子、中森明菜、小泉今日子ら70、80年代のヒット曲を中心にライブ活動を展開。抱腹絶倒のステージから「女きみまろ」と呼ばれている。

米NYの1カ月滞在公演も頓挫 専門学校で講師の仕事をしているが…

公開日: 更新日:

 国内で予定していたライブが次々と中止になり、米NYの約1カ月滞在公演も渡米できないことから中止を余儀なくされた昭和アイドル歌謡の荒井さん。

 当然のことながら、収入面でも大打撃を受けた。ライブチケットの売り上げはもちろんのこと、ライオンズクラブの会合などのゲスト出演もほぼゼロになった。

■「ワクチン接種を入場条件にするのもどうかな…」

「ライブを通じて知り合ったいろんな団体からお声がけをいただくことが少なくありません。出演料はもちろんのこと、CDを買ってもらえたりと副収入もありましたから痛手ですね。他にも、プロダクションに所属せず、集客方法やコネも経験もないのにNYでライブができるようになった経験から講演依頼もありました。ライブ配信をしていたのですが、チケットの値段をリアルのライブと同額にするわけにはいきません。なので、かかった経費とトントンという感じです。しかも、プロのバンドを呼べば、それだけコストがかかりますから、メンバーの選定に工夫をしたり。リアルなライブをするにしても、PCR検査やワクチン接種の確認をしなければ安心して開催できません。検査はお客さんに費用を負担してもらわなければならないし、ワクチン接種を入場条件にするのもどうかな……と。その辺の基準は国も言っていませんから、一個人で決められるものではないですよね。今は、様子をうかがうしか手がありません」

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