長澤まさみ「鎌倉殿の13人」での“ささやきナレ”は聞き取りにくい…過去の大河では降板劇も
■2014年の「軍師官兵衛」では藤村志保がナレーションを降板
一方でSNSには長澤のナレーションについて〈心地いい〉〈耳元でつぶやいてくれているようで面白い〉〈ウィスパー系の語り、慣れたらゾクゾクしそう〉などと評価する声もある。
一体、この“ささやきナレ”をどう捉えたらいいのか?
芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏がこう言う。
「大河ドラマにおけるナレーションの役割とは、『なぜそのシーンが必要なのか』『物語の時代背景』『前回までのあらすじや物語の概要』を簡潔にわかりやすく伝えることです。なので、声が小さくてボソボソしゃべるようなナレーションは視聴者の集中力を妨げる恐れがあります。せっかく見ごたえがありそうな大河ドラマなのにもったいないと思います。早めに軌道修正を図る必要がありそうです」
2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で当初は女優の藤村志保(83)がナレーションを担当していたが、やはりネットを中心に〈聞き取りにくい〉という批判が出て、その後、藤村はケガを理由に降板した。さすがに長澤を降板させるわけにはいかないだろうから、批判の声が高まる前に“ささやきナレ”はやめた方がよさそうだ。