チューリップはデビュー50周年! ファンを魅了する財津和夫の「使命感と功績」
チューリップのデビュー50周年を迎え、シンガー・ソングライターの財津和夫(74)が意気軒高だ。2020年からの全国ツアーは今年になっても続き、どの会場も往年のファンで大盛況というのである。
「5年前の春、45周年ツアーの最中に大腸がんで緊急手術を受けられたときは、やせ細り、『生ける屍のようだった』と振り返られています。それでも『なるようになるさ』とマイペースでリハビリを続け、1年3カ月後にツアー復帰、今また全国のステージに立って歌っているのです。コロナ禍の閉塞感のなか、『ままならない現実も受け入れて生きていこう』とのメッセージといい、中高年世代を元気づけ、励ましているのだと思います」(レコード会社スタッフ)
構成作家のチャッピー加藤氏も、そんなコンサートに足を運んだという。
「会場は本当に年配のファンの方々で満員でした。皆さん立ち上がらず、客席に座ってじっと財津さんの歌に耳を傾ける姿が印象的で、大きな歓声こそないけれど、すごく熱気を感じるコンサートでした。涙ぐんでいる方もいて、あの青春時代に戻っているのだろうなあと思ったものです。財津さんも、そんなファンの気持ちをふまえた上でステージを展開していて、時空を超えた同窓会のような温かさもありました」