(6)「笑点」再出演の話があったら「喜んで。他のメンバーが病気で休養する可能性もありますから」
さて、ここからは桃花に単独で語ってもらう。聞くところによれば、子供の頃からミュージカルが好きだったとか。
「はい。宝塚歌劇の大ファンで、涼風真世さんにあこがれてました。舞台女優になりたくて、高校卒業後、演劇倶楽部『座』の研究生になり、演劇の勉強を始めたわけです。その後、座員として、舞台に上がるようになって、4年間在籍してました」
舞台女優になるはずが、どうして落語家を目指すようになったのか。
「落語の魅力に引かれたのと、演劇はチームプレーですが、落語家は個人プレーで、ウケれば自分の手柄で、ウケなければ自分の責任というのに引かれました。落語家という立場で自己表現したかった。入門するに当たっては、とにかく小朝師匠が好きで、もし断られたら、落語家をあきらめていたと思います」(つづく)
(聞き手・吉川潮)