美智子さま、雅子さま、眞子さんが心の病に…男尊女卑の皇室は内側から改革できるのか
とはいえ、私たちが他家のことに口を挟めないのと同じで、宮中のことに余人があれこれ言うことはできない。変えられるのは、宮中というタテ社会の頂点にいる天皇陛下だけなのだ。天皇陛下と、そして宮内庁長官が一致して動けば、皇室は必ず変わるだろう。
戦後、昭和天皇が戦前と同じ感覚で政治的発言をされるので、田島宮内庁長官が、「陛下は憲法上厳格に申せば、政治外交に御関係なれば憲法違犯になります」(『昭和天皇拝謁記〈1〉』)とたしなめている。そんな覚悟をもって、天皇陛下とともに皇室を改革できる宮内庁長官は、果たしているだろうか。 (つづく)