著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

「北野インドカレー」を再び! 殿の作るカレーはギャグなしに天下一品なのだ

公開日: 更新日:

 ま、トーゼンまともにやらない俺のことですから、大きな鯛を頭からバシン! と切り落とし、高級な身の方を涼しげな顔で捨て、残った鯛の尾頭をそのまま煮込むグロテスクな「目でタイカレー」なるものを完成させたのです。

 それでもカレーの味は密かに自信があったのですが、料理人の人が一口スプーンですくって口に運んだ瞬間「オエッ」とむせて白目をむいた時点ですべてを諦めました……グスン。

 さて、一方の殿ですが、間違いなくカレーにギャグを入れてくるだろう(料理中のトークはギャグ満載でした)と予想していたのですが、ウムムム……まず肉を炒めるのにジックリと時間をかけて細かく丁寧に丁寧に調理してるじゃないですか??? カレーの味付けの段になるとさらに微妙に追求し、本物の料理人にアドバイスまでお願いする普段絶対に目にしない光景が……。

 判定は、最大級の称賛が並べられ、殿の圧勝となったのは当たり前ですが、その後、味見させてもらったカレーがスペシャルミラクルうめえー!! どのくらいうまいかというと、あれ以来あれを超えるカレーに出合ったことはないし、あれ以前のカレーの味はすべて忘れたほどなのだ!

 小さなカウンターでいいから、殿カレー屋さんを! でも、どーせ店の名前を北野ウ〇コカレーとかにしそうだしなあ……。 (つづく)

【連載】ダンカンの笑撃回顧録

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された