マツコのコロナ感染で各局の対策どうなる?「NHKはすごい」と再評価されるワケ
■局や番組によってバラバラ
「正直言うと、テレビ局や番組によって、感染対策がマチマチなのは否めません」
そう語るのは、あるドラマ制作関係者だ。
「民放ドラマは密を避ける目的もあり屋外ロケを増やしていますが、一方で多くのエキストラも作品に出演しています。主要キャストと一日中、近距離で撮影をすることもありますが、エキストラ全員にPCR検査を求めるのは予算的に厳しい。結果、感染対策そのものがなし崩し的になってしまい、『やっぱり感染は防げないよね』という雰囲気になっています」
また、バラエティー制作の現場でも、感染対策は限界を迎えているという。
「演者さんは芸人さんが多いので、どうしても声を張ります。なので演者さんの楽屋からスタジオまで、かなり感染対策に気を使っていますが、スタッフはそういうわけにはいきません。モニターに囲まれた編集室は窓もなく、常に密状態。多くのスタッフが出入りしています。マスクをつけていても、何時間も密状態が続いているので、あまり意味がありません。スタジオと行き来するスタッフは、もちろん演者さんとも接触します。この状態で、感染しない方が奇跡だと思いますよ」(番組制作関係者)