NHK大河「どうする家康」の評価に変化 新解釈プラスし“歴史ファンタジー”で視聴率好転
嵐・松本潤(39)が徳川家康を演じ、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」を手掛けた古沢良太氏が脚本を担当し、その厳しい選択だらけの人生を描くNHK大河ドラマ「どうする家康」。
放送直後から、装填に時間がかかるとされる火縄銃を連射するシーンや、第4話で登場した清洲城が中国の紫禁城のように描かれたシーンなどに対し、ネットを中心に《歴史考証はしっかりしてほしい》とツッコミが入っていた。
一方で、《大河として見るとつまらんけど、るろうに剣心的なファンタジー目線で見ると大変面白い》《大河というか歴史ファンタジー感だな。そう思って視ると面白いけど》と、史実をもとにしたファンタジー作品と割り切れば面白いと評価する声も見られた。
特に5話、6話を通して描かれた伊賀忍者たちが、元康の妻・瀬名(有村架純)らを奪還する回は、忍者活劇のような仕上がりで、鵜殿長照の息子二人と瀬名と子供二人の人質交換が行われたという史実の大筋以外は、創作感の強いものとなった。
しかし放送を重ねるごとに視聴率が減少していたが、5話を機に盛り返しを見せ、ネットの声でもある通り、この「大河ファンタジー」を楽しもうと割り切る視聴者が増えてきたのかもしれない。