「たけしくん、ハイ!」たけし役の小磯勝弥さん 18歳下の女優と結婚、婚姻届の証人は木の実ナナさん
さて、埼玉・川越出身の小磯さんは、2歳半の頃、人見知り解消のために児童劇団「東京宝映」入りし、大正製薬の「ヴイックス ヴェポラッブ」のCMでデビュー。
ドラマ「愛の滑走路'81」(TBS系)や「ふたりでひとり」(NHK)など子役俳優として活躍。85年には「たけしくん、ハイ!」に主役・たけし役に抜擢され、翌86年の続編もヒットさせた。
「街を歩くとキャーキャー言われ、注目されるのは嫌でした。有名になりたかったわけではないので。ただ、学校ではみんな普通に接してくれて、いじめもありませんでした。おかげで、変に屈折することはなかったです」
たけしに似ている、と言われたことはどう思っていたのか。
「自分では、似てるとは全然思いませんでした。似てると言われても失礼ながら複雑な気持ちで……たけしさんはすごいイケメン俳優だった、とかではありませんから(笑)。撮影のときにお会いしたら、たけしさん自身にも『似てるな』と言われ、サインをしてくださるなど優しく接していただきました。大学時代、『あの夏、いちばん静かな海。』という映画で使っていただいたので、またたけしさんの作品に呼んでいただけたらうれしいです」