NHK「らんまん」美しすぎるディ―ン・フジオカにザワつく…坂本龍馬が“天狗”と名乗る意味は

公開日: 更新日:

 明治の世を天真らんまんに生きた、日本の植物分類学の父・牧野富太郎の物語がはじまった。NHK朝ドラ「らんまん」は、幕末、土佐の佐川村にある有数の蔵元「峰屋」の跡取り息子が物語の主人公、槙野万太郎(森優理斗)である。まだチビの万太郎は、体は弱く、本家の跡取りとしては頼りないが、どんな成長物語をみせるのか。(以下ネタバレがあります)

 ◇  ◇  ◇

 万太郎の母であるサキ(広末涼子)は、夫に先立たれたあと、病気で寝たきりの様子だ。その一方で本家の大奥様であるタキ(松坂慶子)、万太郎の祖母は、代々続く酒蔵を仕切るためにドンと構える女将さん。杜氏や分家の男たちを束ねる心意気は頼もしく、怒らしたら槙野家イチ、いや地元一番恐ろしい婆様である。

 ある日、万太郎は分家の心ない男たちが「万太郎生まれてこん方が良かった」と話しているの聞いてしまう。子どもなりに、いや子どもだからこそ傷ついてしまった。泣きながら家を飛び出した万太郎が、裏山の神社でしょんぼり落ち込んでいると、キラリと登場したのが”天狗”を名乗るディーン・フジオカ。木の上でまるで万太郎を待っていたかのように現れた。万太郎の話を聞いてあげながら、「生まれてこんほうがよかった人は、一人もおらんぜよ」と慰める。すっかり心を開いた万太郎は「この世に同じ命は、ひとつもない」という天狗の言葉に勇気づけられる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇