NHK「らんまん」美しすぎるディ―ン・フジオカにザワつく…坂本龍馬が“天狗”と名乗る意味は
明治の世を天真らんまんに生きた、日本の植物分類学の父・牧野富太郎の物語がはじまった。NHK朝ドラ「らんまん」は、幕末、土佐の佐川村にある有数の蔵元「峰屋」の跡取り息子が物語の主人公、槙野万太郎(森優理斗)である。まだチビの万太郎は、体は弱く、本家の跡取りとしては頼りないが、どんな成長物語をみせるのか。(以下ネタバレがあります)
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万太郎の母であるサキ(広末涼子)は、夫に先立たれたあと、病気で寝たきりの様子だ。その一方で本家の大奥様であるタキ(松坂慶子)、万太郎の祖母は、代々続く酒蔵を仕切るためにドンと構える女将さん。杜氏や分家の男たちを束ねる心意気は頼もしく、怒らしたら槙野家イチ、いや地元一番恐ろしい婆様である。
ある日、万太郎は分家の心ない男たちが「万太郎生まれてこん方が良かった」と話しているの聞いてしまう。子どもなりに、いや子どもだからこそ傷ついてしまった。泣きながら家を飛び出した万太郎が、裏山の神社でしょんぼり落ち込んでいると、キラリと登場したのが”天狗”を名乗るディーン・フジオカ。木の上でまるで万太郎を待っていたかのように現れた。万太郎の話を聞いてあげながら、「生まれてこんほうがよかった人は、一人もおらんぜよ」と慰める。すっかり心を開いた万太郎は「この世に同じ命は、ひとつもない」という天狗の言葉に勇気づけられる。