新型コロナ「5類移行」でテレビの現場はどう変わる? 情報番組とドラマで対応に大きな差
今年のゴールデンウイークは行動制限もなく、各地の行楽地は大混雑。5月8日から新型コロナの感染症法上の位置付けが、2類から季節性インフルエンザなどと同等の5類に移行となる。
すでにマスクの着用は個人の判断に委ねられているが、今後、感染しても発症日を0日目として5日間は外出を控えることが推奨されるものの、感染症法に基づく外出自粛は求められなくなり、保健所による「濃厚接触者」の特定もなくなる。医療費は他の疾患と同じように自己負担が発生するようになる。
エンターテインメントの現場では、コンサートやイベント会場での入場者数や声援の制限はすでに撤廃されているが、テレビ局におけるバラエティーやドラマの収録現場でのマスク着用、アクリル板の設置や観覧客の入場制限、そしてPCR検査の実施などは今後どうなっていくのか。キー局バラエティー関係者はこう話す。
「アクリル板はすでにほとんどの番組で撤去されていますが、会議室や打ち合わせスペースにはまだありますね。観覧客も普通に入れています。ロケでも直前までマスクをしていますが、本番でマウスガードなどをすることはほとんどなくなっています。ただまだ、タレントと接するスタッフはほとんどの人がマスクをしていますね。メークやスタイリストもです。検温やPCR検査は自己責任という感じになっています」