福士蒼汰「弁護士ソドム」“パクリ騒動”が怪我の功名に? 脱イケメン俳優にはむしろ追い風
「似ている部分があって、比べられるからこそ、逆に福士さんの“良さ”が際立つようにも思えます」と在京キー局プロデューサーがこう続ける。
「もちろん平野さんの『クロサギ』も良かったんですが、どこか陰のある演技という部分では福士さんの方が、今は一枚上手のように感じました。NHK朝ドラ『あまちゃん』(2013年放送)の“種市先輩”の頃はまだ演技もぎこちなくて、可愛いイメージでしたが、あれからもう10年ですからね。かつては演技が下手な俳優ランキングに顔を出していたこともありましたけど、下手というよりは不器用なだけ。テレビドラマより映画とか舞台で鍛えられたようです」
ネット上にも《福士クン、演技がうまくなった》《「クロサギ」よりいいかも》なんて書き込みもチラホラ。
■アクションシーンもお手の物
「『弁護士ソドム』にはアクションシーンも出てきますが、福士さんはもともと“仮面ライダー俳優”ですからお手の物。183センチという長身も映えるし、黒いスーツ姿もよく似合う。単なるイケメン俳優から、だんだん愁いを帯びた、善人も悪人もこなせるふり幅のある役者さんに脱皮しつつありますね。怪我の功名じゃないですが、『クロサギ』と“似ている騒動”で、改めて演技力に注目が集まるのは、福士さんにとっては追い風でしょう」(前出のテレビ誌ライター)
ドラマの公式HPによると、《「ソドム」とは旧約聖書に登場する街の名前で、「退廃」とか「悪徳」の象徴とされる言葉》というが、福士にとっては、さらなる進歩のきっかけになりそうだ。