フジ「27時間テレビ」が大復活! 社会学者が分析した起死回生の要因“原点回帰”とは?
4年ぶりに復活したフジテレビの大型特番「FNS27時間テレビ」(22日午後6時30分~23日午後9時54分)が生放送され、全時間帯世帯平均視聴率的には前回(2019年11月)の5.8%から6.5%に復活していたことがわかった(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。さらに、すべてのパートにおいて、個人全体、個人視聴率中のコア層(13~49歳)、世帯視聴率が同時間帯横並びトップとなる高視聴率だったという。
瞬間最高視聴率は、23日午後7時41分の「400メートルサバイバルレンチャン」でおばたのお兄さんが優勝した場面で11.9%。番組のエンディングの「グランドフィナーレ」(23日午後6時30分~9時54分)の平均視聴率は9.5%だった。
同番組は1987年に日本テレビの「24時間テレビ」に対抗する形でスタート。タモリ(77)、ビートたけし(76)、明石家さんま(68)らがMCを務め、80~90年代にかけては、フジの夏の大型特番の看板だった。
しかし、2010年代に入ると、テレビ離れと同時に徐々に視聴率は低迷。17~19年には収録形式での放送となり、20年からは新型コロナの影響で放送が見送られてきた。業界内では、番組はそのまま終了という見方も強かったが、4年ぶりに復活し、視聴率でもリベンジを果たした格好だ。