メディアはジャニーズとの関係をいったん白紙に…今後の付き合い方を見直す時期に来ている
話はくすぶったまま終息し、ジャニーズは“SMAP”“TOKIO”“V6”と次々と人気グループをつくり出していった。盤石の態勢にあった矢先の99年、「週刊文春」がジャニー氏の「セクハラ問題」の連載を開始。大きな反響を呼んだが、他のメディアはスルー。この当時のメディア対応に関して作業部会の調査では<日本の多くのメディア企業は数十年にもわたり、この不祥事のもみ消しに加担したと伝えられている>と会見で明かした。
すでにテレビ局も一部の番組が次々と反省の弁を語っている。池上彰氏も6日に出演した「真相報道 バンキシャ!」で「私自身も男性が性被害を受けているということが、長らくピンとこなかった」と固定観念にとらわれていたと語っていた。
ようやく反省するメディアが現れ出したことにジャニー氏の性加害の重大性がある。一方で主なスポーツ紙はこの「不祥事のもみ消し」の文言を紙面に載せなかった。致し方ないとはいえ、紙媒体全体もジャニーズとの関係をいったん白紙に戻し、今後の付き合い方を見直す時期に来ていると思う。