愚かさを武器にディーン・フジオカは未知の世界を放浪し続ける
「たぶん答えは愚かさ」
(ディーン・フジオカ/NHK「99Q」7月31日放送)
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日本語、英語、北京語、広東語、インドネシア語と5カ国語を操るマルチリンガルで、俳優としては香港、ミュージシャンとしてはインドネシアを拠点に活躍し、日本に“逆輸入”され、大ブレークしたディーン・フジオカ(42)。彼が番組で「海外挑戦に何が必要だったか」を問われ、答えたひと言が今週の言葉だ。
「新しいところに行って新しい言語でやるって、自分のアイデンティティーを1回ぶっ壊して、もう1回作り直すみたいな過程になるから。それを何度もやるって結構愚かなことなんだよね。勇気とかじゃなくて、たぶんバカなんだなって」と続けた。
そんな彼が、最初に挑戦した海外はアメリカだった。高校卒業後、シアトルに留学。父がよく海外出張して外国の映画や音楽のソフトを買ってきてくれていて、海外に興味があったことや、ITをアカデミックに学ぶならば、アメリカだと思ったといった理由もあった。しかし、何よりも大きかった理由が「花粉症がひどかったから」(TBS系「人生最高レストラン」2022年1月22日)。