ジャニーズ10.2会見で見えたTV局の「本音と建前」 横並びコメントに終始する他人事ぶり
「改革の緒についたものと受け止めている」(TBS)、「引き続きジャニーズ事務所の対応を注視」(フジテレビ)、「一定の前進があったと受け止め、本日表明された対策が確実に実施されているか見極め、適切に判断」(日本テレビ)、「再発しないよう最善の努力を傾注するよう要望」(テレビ朝日)、「ジャニーズ事務所に事実関係を確認したうえで、今後の方針を決定」(テレビ東京)……。
いずれも、国連に指摘された「マスメディアの沈黙」に対する自局の総括もないまま、またも他人事のように「注視して適切に判断」のオンパレードだ。
「テレビ局は形ばかりの“人権デューデリジェンス”のため、ジャニーズ事務所に申し入れをしたことを表明していましたが、これは会見の内容にトスをあげていたようなもの。ジャニーズ事務所がこれに沿った内容を発表することで、タレントをまた起用しようという腹積もりなのでしょう」(マスコミ関係者)
その一方、民放キー局編成担当者はこう話す。
■スポンサーの動向に注視