“ジャニーズ解体”では膿出し切れず…東山社長の見て見ぬふりと嘱託社員・白波瀬傑氏の雲隠れ
10月2日に行われた2度目の記者会見で、現社名の変更と、ジャニー喜多川氏性加害の被害者への補償会社としての存続とその後の廃業、タレントマネジメント新会社の設立を発表したジャニーズ事務所に、“膿を出し切れていない”という声が相次いでいる。
一つは、補償とマネジメントの新会社2社の社長に専念する、古参タレントの東山紀之(57)についてだ。テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、同番組コメンテーターでテレ朝元社員の玉川徹氏が次のように声を上げている。
《引っかかる部分があるとすれば、東山さんが新しい会社の代表取締役社長をやるってことですよね。これ(ジャニー氏の性加害)に関しては会見でご自身が『見て見ぬふりだと言われればそれまでだ』とおっしゃったということであれば、かつてのジャニーズの一番悪い部分に関して、見て見ぬふりをしたって認めた人が、代表取締役として経営をやって本当にいいのかと、スポンサー企業が考えるかどうか。という問題も実はあると思うんですよ》
9月7日の記者会見後、ジャニーズ事務所の社名継続や補償内容の曖昧さなど、対応の不十分さから、所属タレントとCM契約を結ぶスポンサー企業が一斉に契約の見直しを発表。それを受けて10月2日の会見では一転、社名変更や事務所の解体と方向転換させた。
同日の会見に欠席した創業家の藤島ジュリー景子前社長は手紙での声明発表にとどまったものの、同社は批判が集まった前回会見の内容を見直したことで、一定の評価を得たとされている。
しかし玉川氏が指摘するように、長年にわたりジャニー氏の性加害を見て見ぬふりをしてきた東山氏が、新生ジャニーズのトップにふさわしいかは疑問が残る。