旧ジャニーズ「新体制」は波乱含み…被害者補償で対立必至、ジュリー氏「院政」の気配も
福田氏であれば経営のプロであるのはもちろん、「持ちつ持たれつ」のなれ合いや忖度、不透明な結託で成り立っていた芸能界のクリーンアップにつながるかも知れない。改革を打ち出していけば旧ジャニーズからの地に落ちたイメージ払拭とまではいかなくても、解体的出直しとの印象にはつながる。旧ジャニーズとの関係をもう一度前向きに考え直すと企業側が考えていく可能性もあるのではないか、という。
■分裂含みのエージェント契約移行
一方で旧ジャニーズに近い関係者ほど、こうした前途に懐疑的のようだ。
「メディアへの影響力を行使し、バーターをゴリ押し。そうやって帝国と呼ばれるほどになったのがジャニーズ商法じゃないですか。藤島ジュリー景子前社長といい、ヒガシといい、まさにその体現者で、『SMILE-UP.』で被害者補償にあたっていくといっても、ジュリー氏の影響力はゼロとなるとは到底思えない。福田氏は我が道をゆくタイプで、ワンマン社長という評判もあり、旧ジャニーズ勢とは水と油。衝突は時間の問題に見えます。結果として元V6岡田准一、ニノ(嵐・二宮和也)につづく辞めジャニの流れを加速させ、また新興の福田グループとジュリー&ヒガシで再分裂、再々分裂というパターンもあるように見えます」(ジャニーズ事情に詳しい関係者)