旧ジャニーズ「新体制」は波乱含み…被害者補償で対立必至、ジュリー氏「院政」の気配も
旧ジャニーズ事務所は今週にも、新社長をはじめとする新体制を発表する見通しだ。新エージェント会社の社長候補とされる福田淳氏(58)はファンから公募した新会社名について協議中とされ、ジャニー喜多川氏による未曽有の性加害問題からの解体的出直しができるか注目が集まる。
その中心とみられる福田氏はコンサルティング会社社長で、米ショービズ界で主流のエージェント制度に精通。芸能プロが所属タレントの仕事やギャラ交渉を管理する日本流のマネジメント契約に批判的で「世界的に見ても古い」などとコメントしてきた。女優のんとのエージェント契約で、のんを復活させたと評されているようだ。芸能コラムニストの山田美保子氏は「とにかく馬力のある方」との人物評をテレビで語り、ジャニーズ流のみならず、日本流の芸能界を改革していく可能性も期待されているのだという。
「噂通りの手腕を発揮されるのであれば、期待できるでしょう」と業界歴の長い関係者はこう言う。
「まずソニー系会社で社長経験があること。もともとジャニーズは6月ごろから経営のプロを探していたと聞いています。それを断られ続けて、だからこそ消去法で東山紀之氏の社長就任という話になっていった。それで東山氏は謝罪行脚からはじめたものの、企業側の反応は半信半疑だったようです。相手はほとんどが大企業ですから、知名度のある有名タレントが出てきても、それと仕事とは違うと見ていたのでしょう。当然です」