「ヤヌスの鏡」杉浦幸さんは55歳の現在も独身…男闘呼組・岡本健一とのウワサの真相は?
「『ヤヌスの鏡』はたいした稽古を受ける間もなく撮影に入ったので、監督に『そうじゃないだろ!』などと怒鳴られてばかり。休憩時間に控室でよく泣いていました。明け方の4時ごろに帰宅したら、寝ずに待っていてくれた母に、『明日は行かない!』と毎日のように宣言していました(笑)。母は『わかった。とにかくお風呂入って休めば』と言いながら、朝6時に起こして、朝食を用意してくれて……そうすると、自動的に起きて食べて、また撮影に行くんですよね。母がいなかったら、私はもう芸能界にいなかったと思います」
その支えてくれた母は、昨年3月、82歳で他界。
「母は難病を抱えていたので、私は近くに住み、最後の3年半は、看病・介護の毎日。すごく仲が良かったので、母が亡くなってからしばらくは毎日泣いていました。人前では常に元気な自分でいたいのに、笑顔になるのってこんなに大変なんだ、って初めて思いました。私は犬が大好きでずっと飼っているんですけど、母になついていた16歳のトイプードルも、母を追うように5月に急に亡くなり、もう1匹の13歳のトイプーも9月にひどい脱臼を。その子や、高齢の父を支えなきゃ、という思いが、今の私の力になっています」