キャプテン渡辺 母親特製ホットカツサンドの秘訣は「食パンを焼くこと」
正月の帰省時は、おはぎ、牛スジ煮込みとの3点セット
今も年に1度は静岡の実家に帰るのですが、カツサンド以外にも楽しみなおふくろメシが2つあります。
正月に帰ることが多いので、1つは定番のおはぎ。それから牛スジ煮込み。これはよくある味噌風味ではなくておでんのダシに近いです。母親は2日がかりで煮込んでると思います。メチャクチャやわらかいけど、味噌煮込みみたいにドロッとしてないところがうまいんです。
まずご飯でその牛スジ煮込みをいただき、その後におはぎを食べる。売り物のようなサラッとした表面ではなくて、ブツブツのおはぎ。甘過ぎなくてちょうどよく、おいしくて食べ始めたら止まらない(笑)。何個もいけちゃうんです。
そして最後にはカツサンドを作ってもらい、それを新幹線の中か家まで持ち帰って食べるのが正月の習慣。牛スジ煮込み、おはぎ、カツサンドが僕の好きな母親料理の3点セット。本当にありがたいですね。
僕は作ったことがないので、この取材で母親から教えてもらったレシピで作ってみようかと思いましたが、でも、年に1度、実家に帰る楽しみとしてカツサンドの味をとっておきたいかな。
■東京競馬場で食べるモカソフトクリーム
競馬場やその近くのおいしいお店のことをよく聞かれるんですが、競馬場には仕事で行くことが多いので、あまり食べないんですよ。唯一食べるとしたら府中の東京競馬場で売られているモカソフトクリーム。僕、ソフトクリームも大好きで、東京競馬場にあるモカソフトクリームがメチャクチャおいしいんです。競馬に負けて頭に血がのぼった時にはクールダウンにもちょうどいい(笑)。
競馬帰りに行くのは焼き肉とかですかね。やはり肉が一番好きなのかな。地方の夏競馬にはキッチンカーが出てたりしますから、今の季節は利用するといいかもしれません。
ヒレ肉と焼いたパンのサンドをぜひ試してみてください。
(聞き手=松野大介)
■おふくろ伝授の材料
食パン1斤10枚切りの場合
棒ヒレ肉=350~400グラム、レタス=12枚、卵=2個、小麦粉・パン粉=適量、揚げ油=適量
ソース=ウスターソース、とんかつソース、ケチャップをそれぞれ80㏄
▽本名=渡辺峰人(わたなべ・みねひと) 1975年10月、静岡県出身。ピン芸人として2010年から活動。競馬好きで「ウイニング競馬」(テレビ東京系)には12年から出演。著書「神の馬券術~年間収支をプラスに変える43の奥義~」(KADOKAWA)が好評発売中。