なすなかにしの“おふくろメシ”は「おだまき」 那須家と中西家が正月に集まると出てきた

公開日: 更新日:

 いとこ同士のお笑いコンビとして大活躍の、なすなかにし。中西茂樹さん(46)と那須晃行さん(42)のおふくろメシは、大阪発祥の郷土料理ともいわれる、おだまき。互いに定番メニューも語ってくれた。

 ◇  ◇  ◇

那須 僕の家で那須家と中西家が集まる正月とかお祝いごとの日なんかにうちのおふくろがよく作ってくれたのは、おだまきという料理です。茶碗蒸しにうどんが入っていると思えばわかりやすい。

中西 ああ、よく作ってくれたよね。

那須 茶碗蒸しにしては結構、大きい器なんですよ。丼みたいな形で。ちょっとやわらかめの茶碗蒸しの中にうどんが入ってる。上から見ると銀杏とか鶏肉とかかまぼこなど茶碗蒸しの具が見えて。もともとは祖母の家でよく食べていました。僕らの共通するおふくろメシといえば、うちのおだまきかなと。

中西 そうですね。子供の頃、僕も那須家で食べさせてもらってた記憶あります。僕も好きで、おいしかったですよ。

那須 祖母から引き継いできた料理だと思います。熱々で出てきて、食べ進めるとだんだんうどんが出てきて、最後はダシ汁多めのうどんをすする感じ。家に集まったお正月はお節とおだまきが出てきました。お節をつまんでから、腹にたまるものとしておだまきを食べる。

中西 おだまきで思い出すのは、うちは茶碗蒸しにお餅が入ってる料理を祖母がよく作ってくれましたよ。それはみんなが集まった時には出してなかったかと思います。祖母が単に茶碗蒸しにお餅入れるのが好きで(笑)。お餅にダシが染みておいしくて、子供の頃よく晩ごはんに出てきて食べてましたね。

那須 茶碗蒸しに那須家と中西家の接点はなかったから偶然ですけどね。他におふくろがいつも作ってくれたのが鯛茶漬け。これはお造りに出てくる鯛のづけをご飯にのせてお茶をかけるシンプルな料理。最初は中学の時に、おそらく鯛が安かったのか急に食卓に出てきて。「これ、おいしいから作ってよ!」とお願いして、実家に帰るたびに出してもらってました。ゴマを振りかけ、きざみ海苔をちらし、ワサビを添えて。これもおいしくて。づけには醤油と他に何かおふくろの隠し味もあるんです。そこが絶妙。子供の頃からお魚が大好きで。焼き魚だと骨があるからお刺し身をよく食べて、年とともに肉がしんどくなると魚ばかり。お刺し身は鯛、マグロ、サワラはじめ何でも好き。大人になってお酒も飲むので、タコが肝臓にいいと聞いてからは生ダコばかり(笑)。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  2. 2

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  3. 3

    「ホラッチョ!」「嘘つき!」とヤジられ言葉に詰まり、警察に通報…立花孝志はミルクティーが手放せず

  4. 4

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 5

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  1. 6

    フジテレビの資金繰りに黄信号…9割超もの広告スポンサー離脱、CM再開も見通し立たず

  2. 7

    “勝ち組”は中澤、辻、藤本…「モーニング娘。」たちの明暗

  3. 8

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  4. 9

    備蓄米放出でもコメ高騰は抑えられない!「コシヒカリ」応札集中確実…得をするのは自民の“大票田”のみ【上位10品目リスト付き】

  5. 10

    悠仁さま「人々の幸せを願い」成年会見で高まる将来への期待…愛子さまの“国民と苦楽を共に”との比較も