なすなかにしの“おふくろメシ”は「おだまき」 那須家と中西家が正月に集まると出てきた
いとこ同士のお笑いコンビとして大活躍の、なすなかにし。中西茂樹さん(46)と那須晃行さん(42)のおふくろメシは、大阪発祥の郷土料理ともいわれる、おだまき。互いに定番メニューも語ってくれた。
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那須 僕の家で那須家と中西家が集まる正月とかお祝いごとの日なんかにうちのおふくろがよく作ってくれたのは、おだまきという料理です。茶碗蒸しにうどんが入っていると思えばわかりやすい。
中西 ああ、よく作ってくれたよね。
那須 茶碗蒸しにしては結構、大きい器なんですよ。丼みたいな形で。ちょっとやわらかめの茶碗蒸しの中にうどんが入ってる。上から見ると銀杏とか鶏肉とかかまぼこなど茶碗蒸しの具が見えて。もともとは祖母の家でよく食べていました。僕らの共通するおふくろメシといえば、うちのおだまきかなと。
中西 そうですね。子供の頃、僕も那須家で食べさせてもらってた記憶あります。僕も好きで、おいしかったですよ。
那須 祖母から引き継いできた料理だと思います。熱々で出てきて、食べ進めるとだんだんうどんが出てきて、最後はダシ汁多めのうどんをすする感じ。家に集まったお正月はお節とおだまきが出てきました。お節をつまんでから、腹にたまるものとしておだまきを食べる。
中西 おだまきで思い出すのは、うちは茶碗蒸しにお餅が入ってる料理を祖母がよく作ってくれましたよ。それはみんなが集まった時には出してなかったかと思います。祖母が単に茶碗蒸しにお餅入れるのが好きで(笑)。お餅にダシが染みておいしくて、子供の頃よく晩ごはんに出てきて食べてましたね。
那須 茶碗蒸しに那須家と中西家の接点はなかったから偶然ですけどね。他におふくろがいつも作ってくれたのが鯛茶漬け。これはお造りに出てくる鯛のづけをご飯にのせてお茶をかけるシンプルな料理。最初は中学の時に、おそらく鯛が安かったのか急に食卓に出てきて。「これ、おいしいから作ってよ!」とお願いして、実家に帰るたびに出してもらってました。ゴマを振りかけ、きざみ海苔をちらし、ワサビを添えて。これもおいしくて。づけには醤油と他に何かおふくろの隠し味もあるんです。そこが絶妙。子供の頃からお魚が大好きで。焼き魚だと骨があるからお刺し身をよく食べて、年とともに肉がしんどくなると魚ばかり。お刺し身は鯛、マグロ、サワラはじめ何でも好き。大人になってお酒も飲むので、タコが肝臓にいいと聞いてからは生ダコばかり(笑)。