盆踊りが様変わりしエンタメ化 荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」は定番曲、J-POPヒットも
「最近の盆踊りはアイドルのライブに来ているような楽しさがありますね。会場によってセットリストが違って、各会場に個性が出るようになっています。その会場推しになったりして、アイドル沼のように盆踊り沼にハマる人が増えている気がします」
“エンタメ盆踊り”として有名な中野駅前大盆踊り大会も先日行われた。同地の盆踊りはかつてボン・ジョヴィの曲が話題になり、ボン・ジョヴィ本人も絶賛。今年はお祝いのメッセージまで届いていた。さらにゲストになかやまきんに君が出演して、ボン・ジョヴィの曲に合わせて踊るサプライズもあった。
築地のおいしい出店がたくさん出る築地本願寺の盆踊りも大盛況(写真)。意外な場所だと、先日、渋谷の109前で盆踊りが行われ、これまで盆踊りと無縁だった若者も熱狂して楽しんでいた。また今月17日には歌舞伎町のド真ん中のシネシティ広場で、23~25日には、六本木ヒルズでも盆踊りが開催される。
「今ドキの盆踊りは、開催場所や曲などは関係なく、どれだけ楽しめるかを求めている感じです。若者とベテランが融合して、盆踊りを通して楽しくコミュニケーションが取れるすてきな現場になったんじゃないかな」(大島氏)