辻希美の長女・希空がYouTubeデビュー! 辻家のネット戦略は「巧みさが光る」と識者
■「2世タレントは『親の七光り』的な要素が抜けないデビュー方法になりがち」
ファンの中核となるであろう希空と同世代のYouTubeユーザーへの配慮が垣間見られるということか。第1弾動画に関しては視聴者から「しっかりした話し方するな〜」といった声が上がるなど、その話し方もまた折り目正しさが際立つものとなっている。ただ、動画の中で希空が自身の両親のことを「パパ」「ママ」「お父さん」「お母さん」と呼ぶ箇所があり、そこは玉にキズとでも言うべき箇所か。
「そんなことはありません。仮にここが『父』『母』だった場合、かしこまった印象を視聴者に与えるのはもちろん、特に、希空さんと同世代の視聴者に対しては『突き放す感覚』を与えてしまうように思います。SNSは双方向性が重要ですから、ファンとの距離を縮める言葉遣いを心掛けた結果ではないでしょうか」(井上氏)
また、井上氏は希空のデビュー方法が、同世代はもちろん幅広い層から支持を得られる方法になっていると指摘する。
「2世タレントは、それこそ、芸能活動の第1歩が、いきなりテレビ番組への出演といった『親の七光り』的な要素が抜けないデビュー方法になりがちです。しかし、希空さんの場合はYouTube動画という、これまでの顔出し前のインフルエンサー的活動の延長線上にある地道なものですので、今風のサクセスストーリーとして幅広い層に受け入れられるでしょう。視聴者と同じ階層から成功者になったという『空気感』が生まれるからです」