フリーアナ牧原俊幸さん「カノッサの屈辱」と「食わず嫌い王決定戦」がナレーターとしての転機
■大好きな落語の間の取り方や口調が役立った
ナレーター業に役立ったのは落語でしたね。僕は落語が大好きで、いつも聴いていますから、落語家さんの間の取り方が体に染み込んでいる(笑)。「カノッサ」は映像にのせる声が私だけでしたから、とくにナレーションが重要で台本も面白かったので、ちょっとためてから落とすみたいな落語の口調を取り入れていました。
食わず嫌いのコーナーが定年になる2018年まで続くとは思いませんでした。他にも「カノッサ」の後に「カルトQ」でクイズ出題のナレーターをやり、それで「クイズ!ヘキサゴンⅡ」にもつながったと思うので、本当にあの2つの番組は大きかった。
退社後には数分の番組「ミライへの1minute」(テレビ西日本)のナレーションのオファーがきたのも、スタッフから「カノッサや食わず嫌いを見ていました」と言われたから。めでたくこの前200回を迎えました。僕はナレーションの仕事が好きですし、画面に出てはしゃぐタイプではないから、ありがたく思っています。
話は変わりますが、昨年にゲンダイさんで断捨離のお話をしまして、メルカリで600くらいの取引をしているとお伝えしましたが、1年経って700近くになりました。大掃除シーズンなので僕の断捨離法を話しますと大量に集めていた落語などのCDはパソコンに音源を残し、そのCDや趣味のマジックの道具や本もメルカリで売るんです。