令和ロマン「M-1グランプリ」連覇の大快挙!ラリー遠田氏が“お笑いAI”と評した天才的「場の空気の掴み方」
■場の空気を瞬時に支配
お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「令和ロマンさんは、ネタの面白さもさることながら、くるまさんの『場の空気の掴み方』が天才的なんです。ネタのチョイスや構成、間の取り方まで、周囲の空気を瞬時に分析し、判断する。それはまさに普通の人には到底できない人間離れした芸当で、まさに“お笑いAI”とでもいうべき能力です。とにかくこの能力が突出していると思います」
確かに、決勝戦に残る芸人たちのネタ自体は、どれも研ぎ澄まされて、その完成度は実はあまり遜色がない。令和ロマンの強みは、場の空気を掴み、観客を一気にネタに引き込む力にあるとラリー氏は言うのだ。
それは大会後の記者会見会場でもあてはまる。会場で記者がどんな質問をしようとも、会場は、くるまがボケたおし、ケムリが突っ込むという“令和ロマン劇場”と化す。「来年は出場するのか?」という質問にも、「果たしてどうなんでしょうか? ラストイヤーまであと8年あるので、いつ出るのかわからない。それぞれユニットで出るって噂もありますからね」(くるま)、「なんだそれ」(ケムリ)などとけむに巻かれてしまうのだ。