“上納接待”疑惑でフジテレビ大激震…女子アナたちの怒りと困惑「#MeToo運動」に発展か?
■“タレント化”のダークサイド
フジテレビのアナウンス室は現在、重苦しい雰囲気に包まれているというが、「我々も女子アナのタレント化に加担してきたことは否定できないが」と前置きした上で、女子アナ評論家の松本京也氏はこう話す。
「今回の騒動で、フジテレビ関係者や、すべての女性アナウンサーが2次的被害を受けています。テレビ局がアイコンの一つとして“女子アナ”を利用してきた経緯があり、芸能人のような扱われ方をしてきたのは事実です。もちろん、それに見合った逸材も数多く現れましたが、特に民放キー局の女子アナなどは、本人は望んでいなくとも、生存競争を強いられたことでしょう。しかし、その究極のダークサイドとも言うべき事件が露見したことで、今後のテレビ界には厳しい視線が向けられることは確実です。人材の流出や視聴率の著しい低下さえ危惧されます。一部報道のような悪しき体質が存在するのであれば、膿を出し切るのが最善。被害経験のある女子アナが声を上げられるかどうかがカギになりそうです」
アナウンサーは週刊誌などの直撃取材を避けるためにタクシー通勤になったという。今後、女子アナ版の「#MeToo運動」が起こる可能性が出てきた。