苦しい“中出し”弁明 ASKA愛人・栩内被告「黒すぎる心証」
いよいよ土俵際に追い込まれたか。覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けたASKA(56)の愛人、栩内香澄美被告(37)の第3回公判が2日、東京地裁で開かれた。
栩内被告は陽性反応が出た尿の鑑定結果に関して、「性行為で避妊せず、ASKAの精液が混入した」と主張してきた。この日は、その主張を巡る検察側との攻防が注目された。栩内被告の尿鑑定を担当した科捜研の鑑定人は、「(ASKAの)精液に覚醒剤が排出されたとしても、非常に微量。覚醒剤が検出されるほどの絶対量はない。(精液が栩内の尿に混入し、検出されることは)ないと思います」と反論した。
栩内被告は第2回公判で、「寝ている間に(覚醒剤を)吸わされたかもしれない」と話し、自宅のエアコンのフィルターから検出された成分に関して、「ASKAが隠れて覚醒剤を吸引した際にフィルターに付いた」と主張していた。苦しい言い訳にしか聞こえず、既に裁判官の心証は真っ黒ではないか。
■「真実を貫きたい」
科捜研で23年間勤務し、5000件以上の鑑定経験を持つ法科学研究センター所長の雨宮正欣氏はこう言う。