羽賀研二3度目逮捕で見えた“極悪素顔”…梅宮アンナの病気も利用しSNSで芸能界復帰画策

公開日: 更新日:

梅宮アンナへのエールにも見え隠れする「計算」

 そんな暴力団との関係も続けつつ、「もう罪は償った」と業界関係者に胸を張って、芸能界復帰をもくろんでいた。乳がんの闘病を明らかにしたタレント梅宮アンナ(52)へのSNSでのエールも、その言葉の裏には羽賀容疑者の計算が見え隠れしている。

「それまで、バッシングされることはあっても、激励コメントをシャワーのように浴びたのは初めてだったからか、ネット民の応援団創出が芸能界への扉を再び開く武器になると考えていました。梅宮さんの存在を最初から、復帰への策略として使うつもりだったのか定かじゃないにしても、結果的に使えると確信したのでしょう。逮捕前に再びSNSで激励コメントを出し、被災地へのエールなども盛んにするようになったのも狙いはほぼ一緒」と続けた。

■「若林志穂を慰めたい」

 実は、そうしたアプローチを企てていたのは梅宮アンナだけではなかった。あるマスコミ関係者が言う。

「ことしになって、『ミュージシャンのNから性加害を受けた』と元女優の若林志穂さんが怒りをあらわに告発したとき、電話してきてこう言っていました。『かわいそうに。Nはクズですね』と。そして『志穂の連絡先を調べてもらえないですか? 直接話したい、慰めたい』と依頼してきたのを思い出しました」

 羽賀容疑者が芸能界であちこちのタレントに手を出していたのは有名な話で、若林さんとの関係も報じられたことがある。芸能リポーターの平野早苗さんが言う。

「若林さんの連絡先を調べてでも慰めたいなんて、優しく良い人というイメージに持っていきたかったのでしょうけど、見ようによっては怖い」

 また、今回の事件をめぐっては、弁護士の紀藤正樹氏がSNSでこう訴えた。

《逮捕者の中に司法書士が。しかも現役の司法書士会連合会の副会長。羽賀研二はともかく司法書士会の大不祥事。会の記者会見も必要です》

 羽賀容疑者らグループ7人が逮捕されたが、背景に暴力団がらみの構図が見え、司法書士会の幹部まで動いていたのだから、驚きだ。羽賀容疑者はその駒のひとりだったのか、首謀者側だったのか。今回の逮捕劇で、羽賀容疑者のもくろむ芸能界復帰の道は完全に閉ざされただろうが、もしこの逮捕劇がなかったとしたら、羽賀容疑者がテレビ画面にまた登場し、お茶の間へ向けて、持論を展開していた可能性もある。

 そんなやからも跋扈してしまう芸能界の闇の深さとSNS時代の恐ろしさをあらためて世間に知らしめたのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド