米長邦雄九段 49歳11カ月で悲願の名人獲得の裏エピソード
1993(平成5)年3月、米長邦雄九段(当時49)は名人戦で7回目の挑戦者になった。米長は「菜の花は薹が立ってから花が咲く」と当時の心境を語った。花の茎である薹は伸びると硬くなって旬を過ぎるが、それから咲き誇る菜の花に「もう一花咲かせたい」という自身を見立てたのだ。
米…
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