ネットに顔さらされた運転手はホリエモンを訴えられる?
ネット上には、さすがに「やりすぎだろ」の声も少なからずあって、中には「犯罪者が偉そうに言うな」という厳しい意見もあるが、ホリエモンは罪を償ったのだから、それは酷な気もする。
では、ネットに顔をさらされてしまった運転手は、ホリエモンを肖像権侵害で訴えられるのか。
「(運転手)本人の許諾を得ていないため、原則的には肖像権侵害に当たりますが、損害賠償が認められるかというと微妙です。最近、“あおり運転”のドライバーを見せしめ的にユーチューブに公開する例もありますが、撮影者の行為が犯罪事案に該当するかは判断が分かれます」(アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹代表弁護士)
タクシー運転手ができることは、せいぜいネット上の映像掲載差し止めぐらいのようだ。
最後に全大阪個人タクシー協同組合の関係者にも聞いてみた。
「(動画の)運転手はウチの組合員ではありませんが、あの映像を見る限り、言葉の行き違いがあったんやと思います。大人同士なんやし、もう少し、互いに譲り合ったらよかったんとちゃいますか……」