著者のコラム一覧
田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

藤井聡太編 勝負運の強さは今後の「他力昇級」で試される

公開日: 更新日:
将棋の第77期名人戦順位戦で同時昇級を目指す藤井聡太七段(左)と師匠の杉本昌隆七段(C)共同通信社

 2月5日のC級1組順位戦では、8連勝している杉本昌隆七段(50)と藤井聡太七段(16)の対局が注目された。

「師弟」の両者がともに勝てば、最終戦の前にB級2組への昇級が決まるのだ。

 順位戦の同じクラスで師匠と弟子が一緒に昇級したのは、1987(昭和62)年に大内延…

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