1975年に嫁姑問題から生まれた「2世帯住宅」の今は? 旭化成ホームズに聞いた

公開日: 更新日:

 元々は嫁姑問題が背景にあったようだ。同じ2世帯でも、息子夫婦や娘夫婦などで違いがある。夫の親との2世帯の場合は、キッチンや洗面台など家事空間を別にすることで、気遣いを減らすようにする。昭和の時代の2世帯住宅は玄関もすべて分離していたものだが、平成になってからは内部で行き来できるなどの間取りが受け入れられているという。

 2世帯住宅のメリットは何か?

「育児や介護で協力できます。経済的負担も軽減できますし、親子の協力によって精神的な負担も減るでしょう。親子の同居率は、当社のデータでは2割くらいです。うまくいく心構えとしては、お互いに気を使わせない、口出ししないことですね。孫の面倒を見てやる時、子世帯の部屋が散らかっていても親は口出ししないなどです」

 50年近い歴史がある2世帯住宅だが、近年は親が亡くなって空いた部屋を賃貸にできるような設計にも注目が集まっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…