米テネシー“合計齢182歳”のおしどり夫婦、死の数日前のツーショット
米テネシー州に住んでいた共に91歳の夫婦が相次いで亡くなった。死の数日前、病室に並べられたベッドで手を握り合う2人のツーショットが病院のフェイスブックで公開され、全米で感動を呼んでいる。
トミー・スティーブンスさんと妻のバージニアさんは69年間の結婚生活を送り、2人の子供を育て、孫1人と、ひ孫1人に恵まれた。
トミーさんはアルツハイマー病を患っていて先日、誤嚥(ごえん)性肺炎と敗血症で、ナッシュビルのバンダービルト大学医療センター(VUMC)に搬送され、最終的に緩和ケア病棟に移された。
トミーさんが入院した朝、バージニアさんは転倒。肋骨6本と脊椎を骨折するなどの大けがをして、VUMCの外傷ICUに緊急入院した。病院側は2人の家族が緩和ケア病棟と外傷ICUを行ったり来たりしているのに気づき、バージニアさんの状態が安定した後、彼女を緩和ケア病棟に移した。
そこで撮影されたのがこのツーショットだ。
トミーさんは9月8日に亡くなり、その9日後の17日、バージニアさんが後を追うように亡くなった。
地元紙に掲載されたバージニアさんの追悼記事にはこう記されている。
「なんという愛の物語でしょう。人生においても、死においても、そして永遠の生においても2人は一緒なのです」