オレゴン州で親切の輪! 2回の窃盗被害に遭った経営者が「恩送り」に目覚めたきっかけ
きっかけは立て続けに起きた不愉快な出来事だったが、最終的には地元の慈善団体への寄付になった──こんなニュースが米国で話題になっている。
オレゴン州ポートランドで約37年前からカーオーディオなど自動車関連製品の会社「アウトレイジャス・オーディオ」を経営しているブレーン・ハートレブさんは最近、2回続けて窃盗の被害に遭った。
1回目は倉庫が狙われ、鍵が壊された。2回目は会社のフロントドアを蹴破られて侵入されたという。
ブレーンさんは地元テレビ「FOX12」の取材に答えて、この不愉快な事件に関する怒りを語ったところ、地元でガラス販売会社を経営するマットという男性から思いがけない申し出を受けた。
2回目の押し入りで被害に遭ったフロントドアのガラスの修理を「無料で請け負いたい」という。「pay it forward(先に親切を行う)」、日本でいう「恩送り」を実践したというのだ。
ブレーンさんはマットさんの行為に感銘を受け、「自分も地元で親切の輪を広げるために何かしたい」と考え始めた。